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サラマンダーは美味しいのか

作者: リン
掲載日:2025/11/05

サラマンダーは美味しいのか

という疑問が

フォルテッシモなのか

どうかという

アルデンテみたいな

音符の芯のある

やわらかさに

木々の鳴らす

緑色の紙切れを

人差し指で

押してみる

その軽さに

空を飛ぶような

羽のしなりに似た

なにかそういうものを

サラマンダーは欲していたけれど

焼かれているのだ

それはなぜなのかどうなのかと

考えてみても

ぐだってみても

ぐつぐつと

煮立った鍋に

くつろいでいるじぶんの肉が

色づいて

美味しくなっていくのを

ただ虚しく笑って

口から

湯気を出しながら

歌って

その音符の

変調が

転調にかわるとき

幾億もの

冷たい羽の透明さが

降り注ぐ

それは冬の始まりを告げる

秋の残り香のようで

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