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句読点 2  作者: 川進
85/93

羨望





住まいは寒さを凌ぎ、

暖かければ良いと。

思っているけれど。

君の住まいを大いに、

羨んでしまうんだ。


側の木立には。

群烏が常住すると。

言うじゃないか。

屋根や庭木に留まって。

遊んでばかりいると。

言うじゃないか。


羨んで羨んで。

羨んで、なお止まず。

君の住まいからは。

群烏のねぐらが、日々、

当たり前に、見えるだなんて。









✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

なんて不公平。

            373 m(_ _)m 39

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