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句読点 2  作者: 川進
78/90

素描





葉っぱは、みんな。

ずいぶん前に、旅立った。


日陰だった、道端で。

木々の枝は、跳ね上がり。

軽々としている。


たくさんの節が、痕跡を残し。

うねりながら、先へ行く。

折れるほどの角度で。

上へと向き直る。


素顔のような、

かたちを見せて。

たくさんの線を、

描いて重なり。


明るい空と、

流れて行く雲。

遠くや、近くで。

白く包まれている、山々を。


柔らかな、編み目から。

透かして、見せている。








✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

            373 m(_ _)m 39

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