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句読点 2  作者: 川進
45/93

連続する蒸気





降りて行く、

コンクリートの階段は、

日陰の中。


背高の。

ビルの影も届かない。

通りの向こうへ。


広い歩幅で横切り、

渡れば。


いちばんはじめに、

境界を越えて。


明るい朝へと、

飛び込んで行く、白い息。


ずっと前から。

呼吸は続いていることを。

かたちにして、見せる。



肩や背中を。

やがて、ぜんぶを。

照らされて。


目覚める。

温かな体が。


連続する、小さな蒸気を。

上げている。








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            373 m(_ _)m 39

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