表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
句読点 2  作者: 川進
38/90

臍の緒





生まれてゆくようだと、

思いながら。

坂道をくだる。


トンネルを抜けると。

ずっと向こうに。


真白く。

ひときわ高い、連なりが。

どこより明るく、光っている。



ひとすじの。

細長い雲は降りて。


空に浮かぶ、平らな白さと。

大きな背に、被さる白さを。

繋いでいる。



街は。

薄霧に包まれて。

山なみの、輪のなか。


青い器に満ちている、

水のような、なだらかさ。



潜って行くから。

やがては蒸気になり。

戻ることは無いけれど。


景色を見に。

やって来たんだ。

それでいいんだ。





            373 m(_ _)m 39

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ