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句読点 2  作者: 川進
37/90

冷たい小玉と部外者





ゆう。


その胸や。

その頭に。


冷たい小玉が、

ぴたり。


するり、

滑り込むなら。


あんまり、

苦しまずに。

行けるんだろ。


やっぱり、

撃つ腕に。

かかっているんだろ。



きみらの本能には。

到底敵わない脆い体。


きみらとの間には。

深い深い谷間。


人々は、守って撃つ。

保つため、撃っている。



もしも。

可能なら。


外さず、

確かに。

撃ち込んで。


苦しむ時間と、

境目の段差を、

少なく。

行かせて欲しく。


黙って。

画面を、

見ている。








✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

            373 m(_ _)m 39

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