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句読点 2  作者: 川進
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遠路峰の雪





川沿いに着いた頃には、

すっかり夜は明けて。

しんとしている水面に。

形のまま、赤色は映っている。


綿花のように丸まるものは、

たくさんの水鳥。

まだ波を立てず。

眠っている。


遠くの峰には、

雪が積もり。

流れのように、

山肌を伝う。


行くけれど。

遠いまま。

隠れてはまた。

姿を見せるばかり。


赤い山なみの向こうに。

まだ青く透けている、

冬がいる。








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            373 m(_ _)m 39

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