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句読点 2  作者: 川進
21/90

総数の重量や手当て





はじめの、ひとつの。


ずしりと重たい、

言葉で。


ぜんぶを。

遠ざける。



まいにちの。

細かなものを、

積み上げて。


いつか。

ひとつの重たさを、

超えてしまうよりは。

と言う。



何より先に、

自ら深く、

抉った傷は。


駆け寄るひとは。

方法を、ひとつも、

持っていないのだと。


挫かせて。

泣かせは、

しないだろうか。



否応なしに、

つけられる、

様々な傷は。


おまじないを、

呟いて。


撫でてくれるひとだって。

居るんじゃ、

ないだろうか。








✳︎✳︎✳︎

            373 m(_ _)m 39

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