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どうしても 辿り着くってことをさ
どうしても。
通り抜けたい夜に。
息を潜めるのは、
怖いからじゃない。
自分の呼吸にさえ、
遮られてしまう。
とても脆い音や感触を。
驚かさないためなんだ。
それに。
掴まっているなら。
それは。
約束してくれる。
たとえ。
窓ガラスが冷たくて。
曇っていても、
間違えたりしないで。
朝は、きちんと。
辿り着くってことをさ。
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冬の窓。
いち。
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