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綿の丸
降り続ける雪が。
風に吹かれて、
吹雪になる。
ふいに。
向きが変われば。
開くように見通せる、
道に沿う川の、深緑。
水面から、
立ち昇る空間に。
守られている、
温かな丸いものたち。
平穏に。
点々と浮かんで。
時々、潜っている。
丸まる綿のような、
羽のうちで膨らませる、
日差しによく似た温もりを。
呼吸とつなげて。
小さな身体いっぱいに、
巡らせているんだろうね。
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あれっ?
そっちは。
通常運転ですか?
さすが野生。
373 m(_ _)m 39




