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句読点 2  作者: 川進
13/90

日報





本日は。

3件の飛び出しがありました。


1件目。

猿。


太っているのか、

毛が冬用になったのか。

もふっ、もふっ、と体をゆすって、

道路を横切り。

切り立つようなコンクリートの壁を、

駆け上がりながら。

片手を伸ばして、軽々と蔦を掴み、

登っていきました。

さすがとしか。

言いようがありません。



2件目。

別の、猿。


橋のたもとの草むらから飛び出して。

道路の真ん中あたりで。

赤い顔を、ちらっとこちらに向ける。

止まる事なく全力で、

反対側に走って行きました。

左右を見てから。

飛び出してほしいものです。



3件目。

白っぽい細長い動物。


飛び出したあと。

中央線で引き返してくださる。

ありがとう。

ひやっとした。

きみもでしょう。

みんな忙しい。

急に寒くなってね。


猿に、見せてやりたい。




            373 m(_ _)m 39

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