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あわいもの
細かな粒の、
明るい吹雪。
行けば。
布のように、
向こうに引かれて。
見えてくる、家々と木々。
模様を描く雪を、
浮かべている水面。
その深みへと。
いつかの青鷺が、
飛び立った欄干も。
深く、埋もれている。
雲に包まれて、
曖昧な輪郭の月。
精一杯の、
仄かな光りは。
凍る坂道を下って行く、
赤いライトの列を、見守っている。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
373 m(_ _)m 39
細かな粒の、
明るい吹雪。
行けば。
布のように、
向こうに引かれて。
見えてくる、家々と木々。
模様を描く雪を、
浮かべている水面。
その深みへと。
いつかの青鷺が、
飛び立った欄干も。
深く、埋もれている。
雲に包まれて、
曖昧な輪郭の月。
精一杯の、
仄かな光りは。
凍る坂道を下って行く、
赤いライトの列を、見守っている。
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