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オレンジ色の川
空に届くくらい、壮大に。
訳を映して欲しいと。
願っていた、きみは。
幼い自分。
ここに生まれたんだ。
掴むのは。
そういうものじゃ、
なかったね。
オレンジ色の、あの川は。
流れて行く雑踏。
ひとの熱。
結局。
恋しくなるのは。
ああいう色をしている、
ひとの熱。
身構えなくていい。
だれかひとりの熱。
そうであるはずの、
君とでさえ。
底の闇までは、
分かり合えないけれど。
そこのところは。
どうしたって、
守られるべき場所で。
自分ひとりさえ。
入って行けない領域、
なのだろうね。
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