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句読点 2  作者: 川進
127/166

こちらの月あちらの月





帰り着けば。

銀色の月。


遮るものは、ひとつも無く。

光を伸ばして、輝いている。


向こうの月は。

雲の後ろから、淡く。

光っていた。


かたちは同じ、

ふたつの月に。


転がり落ちて、つながり。

引き寄せられる、長い暗がり。


浮かぶ。

雪深い、

白い森。




川向こうに。


針葉の群。

のせる雪は丸く、

鈴のような実になる。


山の峰は包まれて。

なだらかにくだる面。



たいてい、

夜には。


山の連なりは、

うずくまる影に変わり。

暗い空に紛れてしまうけれど。


凍る季節には。

わずかな光を丁寧に集めて。

青白い帯を織り上げる。


地上と空との境目は。

ずっと、見えている。





            373 m(_ _)m 39

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