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めっきと空
きみらを、
見上げることも。
忘れてしまうのか。
退屈な、
ため息に。
そんなの知らねえや。
どうだっていいと。
羽を輝かせて、飛んで行く、
きみらが見せる、明るい夢よりも。
高く高くのぼるものは。
何だって、買える物だと信じている。
欲しい欲しいと、それしか言わず。
金属色した雨を降らせる。
少しも。
かっこよくなんかない。
めっきに包まれていく世界。
自由の夢は。
燃え尽きたのか。
再燃しないのか。
燃やせるものは、
内側に。
ほんとは山ほど、
あるんじゃないのか。
つまんないね。
そのうち誰も。
空を見なくなる。
373 m(_ _)m 39




