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句読点 2  作者: 川進
100/132

遠影群





振り返れば。

風に散る、細かな砂。


遥か彼方を行き交う、

無数の影。


あまりにも遠く。

聞こえてくる音は、

ひとつも無いけれど。


残された文字が点り。

影群を照らすとき。

見える、人々の姿。


戻り来る、

たくさんの息づかい。

混乱のなかを行く、たくさんの足。



向き直れば。

風に流れる、白い霧。


遥か彼方に佇む、

無数の影。


文字も音も無く。

影群は、まだ。

ただ、影群として、ある。


耳を澄ませるようにして。

身体を受け取るのを待っている。


柔らかな、

ひとつひとつの輪郭が。

降りてくるのを待っている。



そこが、

良い場所であるといい。

遥か彼方から続く文字が、

鮮やかなままに。

その場所にも、あるといい。






            373 m(_ _)m 39

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