第四章:黒焔の逆炎、凍結の檻
静寂と氷の支配の中、ユウトは次なる一手を睨んだ。
「……ドロー!」
引いたのは《黒焔の鎖》。
炎で敵の牙を封じる鎖――だが、コストがない。
ユウト:「……コスト設置。《黒紋の輪》」
→ 汎用コストカード配置。冥契値 +1(任意属性)
ユウト(内心):「凍結を喰らったレクスは動けねぇ……ならば、こっちの火を守るまで」
「魔術カード《魂火の盾》、発動!」
→ 2コスト(火核+黒紋)をロール
→ 次の敵の攻撃1回を完全無効化。ただし、ユウトのソウルは-1
観戦席がざわめく。
守りに転じたユウトに、緊張が走った。
ユウト:「……これでターンエンドだ」
→ レクスは凍結により行動不能
→ 終了時効果:レクスにより《黒紋の輪》が再リロール(未使用状態に戻る)※効果1回限り使用済に
【場の状況:ユウト】
フィールド:焔亡兵レクス(ATK2/HP1/凍結:解除済)
コスト:黒紋の輪(リロール済)、闇の火核(ロール済)
ソウル:-1(盾使用による)
手札:黒焔翼ゼルアーク/虚火の乱流/黒焔の鎖
【ターン交代:カイリ】
カイリ:「……ドロー」
→ 引いたのは《氷壁の従者スヴェル》
カイリ(静かに手札を整えながら):「まずは……次の冷気を仕込む」
「コスト設置。《凍鉄の印章》」
→ 汎用属性カード配置(冥契値+1)
「そして、召喚。《氷壁の従者スヴェル》」
→ 汎用ロールでコスト支払い
→ 無言の従者が氷の壁を背負って現れる【ATK1/HP6/攻撃不可/バリア効果延長】
ユウト:「……!」
カイリ:「氷牙のヴァナルガンドで攻撃。《焔亡兵レクス》へ」
→ だが――《魂火の盾》が自動発動。
→ 攻撃は無効化される。
カイリ:「……読み通りだったか」
カイリ(内心):「だが、無駄ではない。ユウトの盾は割れた。そして……」
→ 攻撃対象:レクス → 攻撃無効 → 追加効果【凍結】も不発(攻撃失敗のため)
「ターンエンドよ」
【場の状況:カイリ】
フィールド:氷牙のヴァナルガンド(ATK3/HP6)
氷壁の従者スヴェル(ATK1/HP6)
コスト:白霜の刻印欠片/凍鉄の印章
手札:氷撃の魔狼スノードレイク/霜炎の牙剣/氷葬の結界
観戦席の空気が変わり始めた。
守りを固めながら着実に“凍結の檻”を編むカイリ。
対するユウトは、あえて攻めず、黒炎を鍛えるかのように牙を研ぎ澄ませていた。
ユウト(心中):
「……カイリは次、スノードレイクで畳みかけるつもりだ……!
奴が動く前に、ゼルアークを叩き込むしかねぇ……!」
その指が、黒炎の召喚獣へと伸びる。
――次章、《第五章:咆哮、黒焔双翼》へ続く。