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15分後 曽名井の家に向かう
そこには
「お待ちしておりました」
白衣と緋袴に身を包んだ姉さんが待っていた
「此方へ」
姉さんの後を追ってたどり着いたのは
「蔵?」
中に入ると姉さんは壁をあちこち触り出した
すると
「隠し扉……?」
「どうぞ」
促された先に地下室があった
「話の前に、貴方には消えてもらいます」
「何を……!」
立ち上る気配がそれが嘘なんかじゃ無い事を物語っていた
「言ったでしょう。『来たら貴方の命は無い』と」
「これから貴方に一つの術を撃ちます。それを受ければ貴方は消えて無くなります」
「それに耐えて見せなさい」