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第4話 脳に考える機能はない

「共有って当たり前じゃん。あっ、三脳人には無理なのかな。瞑想はそれなりにしている人もいるんだってさ。それから自分の脳で何かを思いついたと思うんだって! それを『考えた』というんだってさ」

「脳は受信機と送信機であって、それ以外には何もしていないことを知らないんだね。脳が送受信機だということを知らないでどうやって瞑想してるのかな? 脳が受信機であるからこそ瞑想は繊細な波動を受信することができるし、より純粋な神の波動にチューニングできるのにね。

 この宇宙には波動、人々の感情、体験で得た経験と情報がぎゅうぎゅう詰めにつまっていてそれを受信し、受信したらそれをもとに行動し体験したことを今度は発信する。脳はこの受信と送信の機能しかない。これ以外の機能はない。これがわからないと、雑多な波動を拾う面倒くさい瞑想になるだろうね」


「海に住む生物は水に囲まれていることを知らない。地球に住む三脳人は空間が波動、感情、経験、情報に満ちていることを知らないのね。だから瞑想してもほとんどが無駄な努力に終わるようね。時たま純粋な100パーセント受信機になるときがあるみたい。すると崇高な波動を受信するけれど、まるで自分にだけ語られた、お告げがあったと勘違いするみたいね。この宇宙、虚空にはさまざまな無限の波動が満ちているけれど、その一部の高いレベルの波動に波長があっただけなのにね」

「垣間見た断片だけで判断していたら、人から人に伝わっていく時には間違った情報になるね」


「間違ったというより自分に都合の良い解釈になるみたいね。もう、三脳人って謎だらけで興味深いね」

「なんか面白そうだな。おれも地球に行こうかな。でもおれの知っている友だちは、地球に行ったきり千年も帰ってこないよ」


「楽しいからよ、きっと」

「う~ん、聞いた話では、すんごい低レベルな感情を覚えて、殺し合いをしているらしい。なんでも地球上に一定以上の三脳人が増えるとみんなで殺し合うんだとか。そうなったら宇宙から学びにきたことも、愛を広めにきたことも、なにもかも忘れてしまうらしいから、気をつけてね」


「いくらなんでもわたしは大丈夫よ。その友だちも救ってこれると思うよ。わたしなら」

「うん、じゃーおれも行くよ。お互い三脳人になってしまったらテレパシーが通じないかもしれないな。お互いを認識できるキーワードが必要だな」

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