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1.死と転生

はじめまして。完全見切り発車です。暖かく見守ってください。

死は誰にでも平等だ。いつかは必ずくる。だがそれはあまりにも唐突で理不尽だった。



「危ない!!!」


道路に飛び出した子供を突き飛ばした次の瞬間、俺の目の前にはトラックが迫っていた。





「……ここは……」


そうだ、確か…俺はトラックに轢かれそうだった子供を突き飛ばして…轢かれたはず。俺は死んだのか?ならここはまさか天国なのか!?


「うーん、正確には天国ではないかなぁ。管理室っていったところかな~」


誰だ!?声の方へ振り向くと、そこには天使のコスプレをした女の子が立っていた。


「ちょっと!これコスプレなんかじゃないから!私は本物の天使様です~。あなたはトラックに轢かれて死んだのよ。もちろんあなたが助けた子供は無事よ。」


て、天使様…まじで存在したのか。たしかに羽と頭に輪っかがある…そして俺は死んだのか。まぁあの子が無事で本当に良かった。


「突然で悪いんだけど、あなたには2つの選択肢があります。1つ目は、また地球で新たな命として転生すること。そして2つ目は、別の世界で記憶を持ったまま転生すること。どっちがいい?ちなみに地球で生まれ変わるとしたら、次また人間になれるかはわからないわよ。」


唐突すぎるだろ。てか人間になれるか分からないって!?もしかしたらゴキ◯リに生まれ変わるかもしれないってこと!?絶対嫌だわ。別の世界一択で。


「そう!それなら良かった。なんせそのためにわざわざここに呼び出したんだから。あなたは記憶を持ったまま転生できる数少ない個体、かつ子供を助ける行動を瞬時に取れる善の心を持っているからね。」


記憶を持ったまま転生…よくあるライトノベルの展開だ。ってことは別の世界ってもしかして剣と魔法の世界だったり…?


「ご名答。あなたに転生してもらうのは剣と魔法の世界、文化レベルは地球でいう中世ぐらいよ。今ちょっと種族間のバランスが崩れてて、このままいくと世界は混沌に包まれ、人間は絶滅しちゃうからどうにか食い止めて欲しいの。猶予は大体16年ぐらいよ。」


やっぱりか…って、そんなやばい状況に放り込む気かよ!?俺が行ったって何もできないんじゃ…?あ、この展開は、チートか?チートをくれるんだよな?


「ごめんなさい、あなたの言うちーとってものはないの。それがあったら誰でもいいからね。ただあなたには前世の知識と時間がある、それをうまく使ってなんとか頑張ってちょうだい。もう時間がないわ。それじゃ幸運を祈ってる。」


う、うそだろ、チートなしかよ。普通ここでチートたくさん貰っておれつぇぇぇするんじゃないのかよぉぉお。そう思いながら俺は光に包まれた。







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