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セレトスの怪花

セレトスの王城は城下でも緑が多く、朱の屋根の家々が城を中心に波状に連なっている。

道は石畳。

行き交う人々は活気があってどこかエスターに似た空気があった。


イサミは門番が見張る城壁の門を潜るとその様相に笑みを浮かべた。

「ここ、来たことある」

女王の国だったよ

「うん、イリス国だ」


…地殻変動の前、だけど


イサミは懐かしそうに建物などを見つめた。

遠い。

遠い。

遥か過去。


1000年前はこの思いは傷みを自分に与えるだけだった。

だけど、今は違う。


イサミはそっと肩に触れてくるアーサーに目を向けると

「時が長く長く流れても、残っているモノがあるのは良いね」

懐かしくて楽しい記憶を思い出させてくれる

と笑った。


アーサーは目を細めて

「そうだな」

イサミはこの町も訪れていたんだな

と告げて

「じゃあ、今から俺と新しいここでの思い出を作って行くか」

と微笑んだ。


天は高く。

青空には眩い太陽が輝いている。


二人は石畳の道に降る緑の木陰の下を通りながら一際高く聳える王城へと足を向けた。


そこに一人の亜麻色の髪をした女王が城の一角にある豪華な部屋の椅子に座して二人よりも一足先に訪れていた来客と対面していた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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