セレトスの怪花
青い巨大な花の怪物。
マンドレイクである。
イサミはラルフとルーシェルが封印を解くと、現れた怪物を見て
「やっぱり、マンドレイクだ」
と呟いた。
マンドレイクは蕾の状態のまま姿を現し瘴気を出したままじっとしていた。
ただ周囲の草木は次第に頭を垂れて茶褐色に変色を始めている。
イサミはそれを見ると
「余り一所に留まらせると瘴気で草木が枯れたり人だと毒にやられるので王都から出来るだけ離れるようにしないと」
王都が被害をうけることになる
と告げた。
アーサーはそれを聞き
「了解」
俺が誘導する
と告げた。
エクスカイザーを上に掲げると
「ヴェヒテンアトラクト!」
と挑発のスキルを使って、気を発した。
マンドレイクは蕾の状態のままグリンとアーサーの方に向くと葉を伸ばして攻撃を仕掛けながら移動を始めたのである。
イサミはそれを見ると
「よし」
兵士たちが待ち構えている王都の南の平原の手前まで行ったら総攻撃を
と告げた。
ラルフもルーシェルも頷いた。
国に被害が出ては意味が無い。
南の平原でのバトルならば王都に被害が及ばない上に平原で展開している兵士も攻撃がしやすいという絶好の場所であった。
マンドレイクは瘴気を出すのでそれだけ注意が必要だったのである。
アーサーはマンドレイクが追いかけてくるのを確認しながら予定していた平原の手前まで来るとクルリと振り返った。
「鬼ごっこはここまでだな」
そう言い大きくエクスカリバーを振り上げると
「ヴァーグインパクト!」
と盾に振り下ろして衝撃波でマンドレイクにダメージを与えた。
イサミはそれを合図にグランキエスワンド…つまり氷の杖を手にすると
「大地へのダメージ止めにもなるし」
怪物の核回収にも役に立つ
と呟き
「我に応えよ…始原の原力」
ヴァンドトルネード!
と術を放った。
マンドレイクを氷の竜巻が襲い周囲に氷の膜を広げた。
ラルフは矢を番い
「では遠慮なく戦わせてもらう」
というと弦を引いて放った。
ルーシェルも両手に剣を携えてマンドレイクへと突っ込み切り裂いた。
兵士たちも火の矢を放ち正に総攻撃であった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




