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積み木の階段

作者: あお

たまかちゃんは、今日は積み木遊びをしています。

積み木を順番においていくと、階段のようになりました。

どんどん上まで積んでいくと、長い長い階段ができました。


たまかちゃんは、作った積み木の階段をどんどん登っていきました。


すると、猫の国につきました。


猫は階段ごとに一匹ずつ座っています。

一番上の階段のいる猫が、一番えらそうです。

首輪が金色でした。たまかちゃんは、きっと王様猫だなと思いました。


一方、王様猫は、「仲間ではないもの」がやってきたとの報告をうけ、緊張していました。

しっぽをはげしく左右にパタンパタンとふっています。


たまかちゃんが王様猫のところにいくと、その猫のしっぽが太く背中がまあるくなり、フーっといっています。

でもたまかちゃんがおじぎをすると静かになり、しっぽも普通サイズになりました。

手を差し出すと、クンクンとにおいをかいでいます。


王様猫は、どうやら敵ではないと思いました。そこで、猫の国で仕事を与えました。


たまかちゃんは、鳥の絵を描くようにいわれました。

そして、その絵を動かすようにいわれました。

絵を動かすと、たくさんの猫がその絵に飛びかかってきます。

どうやら絵に描いた鳥をつかまえようとしているようです。


次は、箱をたくさん作るようにいわれました。

そして、階段に一つづつ置くようにいわれました。

箱をおいていくと、どの猫もその箱にはいって丸くなりました。

たまかちゃんも箱に入りたいなあと思ったのですが、どの箱も猫が入っていて空いている箱がありませんでした。それに、その箱はとても小さいのでたまかちゃんは入ることができませんでした。


どの猫も箱に入ってしまったのでたまかちゃんは一人ぼっちになってしまいました。

つまらないので積み木の階段を降りて部屋に帰りました。


部屋に帰ると猫のタマが必死にたまかちゃんのにおいをかいで、疑わしい目つきでみつめていました。


挿絵(By みてみん)

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