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閑話-契約-
『何が欲しい』
絵に書いたような狡猾な悪魔の姿をした者が囁く
「欲しい者は喪われた」
俺は答える
『何故 喪った』
厭らしい笑みを称えながら悪魔は聞く
「彼女は死んだ もう居ない」
そうだ事故に合って彼女は亡くなった
悪魔は哄笑した
『死は失う術ではない』
どういう意味だ?
「…」
『わからぬか? お前を捧げるなら その意味を教えてやろう』
動揺する 目が泳ぐ
「彼女に会えるのか?」
『お前次第だな』
既に魅いられてたのだろう
「彼女を手に出来るなら何でもしよう」
『契約はなされた』
異世界と言われる場所に魔王が生まれたのは
とある高校の部室が不審火で燃えた翌日だった




