夢はひとつ
「死んじゃえ」
そういったのはあなただった
ついさっき流れたニュースをみて
あぁ、今日も1人…
そう思って部屋に閉じこもる
またみんなが言うんだ
「迷惑だ」「なにやってるんだか」「可哀想」「防げたかもしれない」
何にも届かない言葉をつらつらと
なんで死んだかなんて知らないよ
国語のテスト
小さい時は全然点数取れなかった
大好きだったのに
「どんな気持ちなのかな?」
書いてみればバツがついて返ってくる
この紙切れは
人から読み取らず
紙の上の文字から読み取るんだ
直されて
私はちゃんと点をとるようになった
最近の授業は楽しくない
私を理解してくれる美術以外興味が無い
そんな美術も案外苦手なもので
作り上げたら
言われるのが怖くて
頭の中でかき消して
みんな、辛いんだ
でも、辛さはその人にしかわかんない
私の辛さは誰にもわかんない
知ってたかわかんないけど
大小関係なく
辛さってみんな違うから
「分かるよ」
なんて簡単に言葉にしちゃいけない
そう思った
「どんなに口が悪くても」
作り上げられない
だって知らないんだもん
正解が君の好きなことならいいのに
君の好きなものだけでいいのに
そしたらどんなに楽か
日常が
多くの人間が暮らしたこの世界が
そんな作り方をされて
同じが気持ち悪い
一緒のお湯に浸かって
ぬくぬくするんだ
愛だ平和が歌われる世の中で
普通が作り上げた不条理を
理解すればこの世は幸福になるだろう
不幸な私には
違和感がまとわりついて
自由って言葉を失っている
1人の時間が嫌い
ずっと頑張った
そんな1人がやっと会えた2人、3人
「1度知ってしまえば戻れない」
知っていたら戻ることすら
君の作った常識と
私の作った常識は
違っていいじゃない
間違ってはないよ
君がなぞった私は
そんなに汚れてた?
見たいと言ったのは君なのに
安心させたのも君なのに
「生きるってなんですか?」
聞いたら
私の神様はこうやって答える
「死ぬため」
人にはいろんな死に方がある
病気・自殺・殺人・事故死
全部運なんだ
「運」っていうのは
良いことも悪いことも全部含まれたもの
そんな考え方したら
「運命」もまた怖いよね
命は良きも悪くも運ばれてる
私は生きてるはずなのに
運ばれてる
自分の足では動けない
そういう運命を好んでしまう私は既に
「おかしいんだ」
特別と言える
キラキラしか見えないあの子達は
「運命」っていう素敵な言葉を持ってるんだよね
私の「運命」は命の塊だ
いつかどうにかなってしまうであろうこの塊は
私のエンディングだ
最高のエンディングにしよう
刃物が似合う素敵なものに
絶対、かっこいい死神さんが来てくれるんだ
だから。もういいんだ。
こんなのは慣れっこだ。
いつかこの気持ちが無くなるまで。
君が温めていればいいんだ。
気持ちが変わるまで。私の元にあるまで。
人生の3分の2の不幸と3分の1の幸せを綺麗に生きようじゃないか
平穏と呼ばれた私の未来を
いつか黒いマジックペンで塗りたくって
「これが私だっ!」って言ってやる
君が「クスッ」って笑ってくれるんだ
「知ってる」って
違いは特別
理解こそ受け止めてくれるまで
自分のレッテルは剥がさずに
君が取ってくれることだけ待ってるんだ
それが一番の幸せ
そんな君が現れることが
イチバンの幸せ
目が覚めたら、いつかの『君』に
「おはよう」
って好きなだけ言うんだ
夢はそれくらいでいい
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