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魔王軍第零部隊隊長〜絶望の化物〜  作者: 雲雀なるは
第2章 化物は魔王の手足として不本意ながら動く
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8.変態淫魔と笑えない冗談

1日遅れです

すいません

ではまた後書きで


by雲雀なるは

あのあと報告会が続き、現在の世界の情勢などを聞き出した僕は、魔王城の僕の私室にいた。


そして、僕の目には、薄いピンク色の髪の毛をした、小柄だが胸は大きい女の子が





ーーーー全裸で!


ーーーー猿ぐつわをかまされて!


ーーーー紐で縛られて!


ーーーー僕の私室の天井に吊るされた状態で!




写っていた。



「………」


「んーー!んん!んーーん!」


一般的にこの状況を見て、まず最初に思い浮かべるのは、『何者かがこの少女を拘束した』だろう。


そして次に思うことは『助けなくてはいけない』だろう。


だが僕には分かる。


この子は、この状況を嫌だと思っていない。


この子の発する感情は、『興奮』である。



『他人の部屋』で『全裸』になり、『身動きを取れなく』し、『興奮』している……




変態である


「んーー!んっ、んっ、ん♡………」


僕の部屋のカーペットに、ヘンな臭いのするシミがついた瞬間であった。




ーーーーーーーーーーーーーーーー




「で?君の名前と種族と所属部隊、なんで僕の部屋であんな事をしていたのか、教えてもらおうかな」


「は、はぃぃ……」


変態を縄から解放し、ベージュ色の布を羽織らせ、床に座らせ、尋問を開始した。


ちなみに、カーペットはしっかりと清掃魔法で綺麗にしたつもりだが、少しカーペットが変色し、オカシな臭いが残ってしまった。


近くで見て初めて気づいたが、この変態はなかなか整った顔立ちをしている。

さっきの行為がなければ、普通に美少女だと思うくらいに。


「え、えと、私は、ミュー・ネイルミア・セートです。種族は、上級悪魔(ハイデビル)のサキュバスで、この度、魔王様よりこの魔王軍第零部隊に配属されました……」


ふむ。この子が魔王様もとい幼女鬼畜魔王アルテの言っていた第零部隊の新しいメンバーか。


「で?なんであんな事をしてたの?」


「しょ、しょれは……」


顔が紅潮し、目線が逸れる。


心なしか恥ずかしそうにしているように見えるが、またコイツは『興奮』の感情を放出している。


「あの、言っておくけど僕には人の発する感情が大体(・・)は分かるんだ。だから、君が今恥ずかしいなんて感情じゃなくて興奮しているっていうことも丸わかりだからね?」


「うぅ…………じ、じつは……」


「実は?」


「私、あんな事をしていると興奮するのです……あ、それより、私、一生ベン様の側で尽くさせていただきますね!」


「………what?」


本日2回目、謎言語が僕の頭をよぎり、口から出た。



ーーーーーーーーーーーーーーーー



「で、妾に一体全体どういうことかと聞きにきたわけかのう」


「そういう事ですね」


魔王城の最上階の中心、そこにはだだっ広い空間と長くて赤い絨毯、そして龍の金の彫刻やら7色の宝石やら散りばめられた煌びやかな玉座がある。


そしてその玉座にちょこんと座るロリアルテが一人


「おい貴様今失礼な事を考えたか?」


「いいえ?何も」


そしてそのロリアr……魔王様の両脇には二人ほど立っている。


片方は黄色の肌をしていて、背後に大剣をこしらえている男魔族ーーヴェルキシス


片方は紫色の肌で、全身を漆黒のローブで隠している女魔族ーーテートリア


この二人は魔王護衛団という特殊部隊の剣術組と魔導組の組長であり、一人当たりの権力は、我ら部隊長とほぼ同等である。


ちなみにミューは僕の左後ろで魔王様に向かってひざまづいている。


礼儀もある。

ただ変態なんだよなぁ。


其奴(そやつ)からは何も聞いておらぬのか?」


「ん?あぁ、側で一生を尽くすとかどーたらこーたら」


「なんじゃ、言うとるではないか。その意味の通り、其奴はお主、魔王軍第零部隊隊長ーーベン・テルメードの側近じゃよ」


あぁ、なんだ、そういう意味か。


てっきり僕は結婚相手っていう意味なのかと思っちゃってたよ。


「ひょっとしてお主、結婚相手とか勘違いしてあったのではあるまいな?」


「な゛」


さっきのロリアルテと同じく、何という鋭さ。


さすが僕の幼馴染を65世紀もやっていないな。


「まぁ、お主の結婚相手など決まっておるのじゃがの!」


いきなり何を言いだすんだろう、この人は。


僕にそんな相手なんてあるわけないじゃないか。

魔王軍の仕事はサボってばっかりの遊び人に目を向けてくれる可愛い女の子なんて、僕は見たことなんてないぞ?




そういうことで、魔王軍第零部隊の隊員が、一名 (変態)が増えました。

ベン「アウトだね」


アルテ「アウトじゃな」


ミュー「アウトですね」


作者「………ぐうの音も出ない」


ミュー「それでは、作者様、何か一言どうぞ」


作者「え?えっと……何いえばいいんだろ?」


ルネ「私の出番はいつですかっ!」


作者「えーとねー、ルネの登場はもっと後になりそうなんだよね」


ルネ「そんなっ……妹キャラですのに……」


ベン「キャラって言うなよ……」


アルテ「そんなことより、暴露話じゃ。今回もこちらで決めておいたぞ?えーっと、『好きなキャラ』のベスト5を言え」


作者「好きなキャラって、別々の作品でも?」


アルテ「うむ」


作者「じゃあね、五位が『ご注文はうさぎですか⁇』の『桐間紗路』、四位が『妹さえいればいい。』の『可児那由多』、三位が『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』の『一色いろは』、二位が『NEW GAME!』の『涼風青葉』、一位が『変態王子と笑わない猫』の『筒隠月子』だな』


ベン「おー、暴露したねぇ」


ミュー「あれっ?そういえば今回の題名って」


アルテ「まぁ細かいことはよかろう。それじゃあ次回は、1月14日、更新予定じゃ。それじゃあまた後書きと言う名の茶番で会おうぞ」


作者「それ言っちゃあかんよ」

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