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響歌水月  作者:
2/2

喧騒の昼I

「426、48、2422、32、30!

さあ問題、次に来る数字は?」

彼は暗闇の少女に話しかける、

玩具で遊ぶ子供の様な顔で。

少女はそれに応える様に微笑み、

小さく首を横に振った。

「ハッハー、分からないか!」

彼は大きく高笑いをした。

彼のとても得意げな表情、

彼女はこれが好きで堪らなかった。

「ソフィアはまた分からない!

今回もまた私の勝ちという事だ!」

闇を引き千切る様に彼は笑う、

ただひたすらに笑い続ける。

部屋中がそれに軋み、悲鳴を上げる。

それでも構わず笑い続けた。

しかし、それはふと止んだ。

「あー…、何故笑ってるんだろう。」

彼は心底不思議そうに、

自らの奇行について考察し始めた。

「ねえソフィア、何故だと思う?」

困り果てた彼は答えを求めた。

彼女は微笑み、首を横に振った。

「なるほど、その通りだ。」

彼は納得し、笑顔を取り戻した。

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