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神の御許にて  作者: 日渡正太
第2話 神様と迷える子羊達
23/41

STAGE 23

「まったく腹立たしい! この子は甘やかしすぎたのね! あまり厳しくするのもいけないと思って、何でも好きなようにさせてきたから甘えてるんですよ! 私は育て方を間違ったわ!」


 子供の目の前で堂々と言い放つおばさん。

 娘さんは、今にも泣き出しそうな顔で無言だ。


 こんなふうに母親の前で萎縮して震えている子が、何でも好きなように、甘やかされて育ってきたとは思えない。


「君、名前を教えてくれるかな?」

 俺は娘さんに話しかけた。


「金沢とも子です……」

 うつむいたまま、聞き取れないほど小さな声で、女の子は答えた。


「とも子ちゃんか……学校って本当に楽しくないよね、俺もそう思う。今日は土曜日でホッとしてるよ、月曜日なんか、来なきゃいいのにな」


「あなたは何を言ってるの?」

 おばさんが気色ばんだ。


「学校なんて、行きたくなきゃ、無理に行かないでいいと思うよ。他にもそういう人はいるし、行かなくても済む方法はいろいろあるから。俺も来週からサボろうかな、いや、マジで……」

 俺が少々実感を込めて言うと、おばさんが立ち上がった。


「帰らせてもらいます!」

「まあまあまあまあ!」

 俺は必死でおばさんを引き止めた。


 このままでは一流企業のお偉いさんの金が逃げてしまう!

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