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神の御許にて  作者: 日渡正太
第1話 神様のお仕事
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STAGE 2

 うちの教団本部は、新宿にあるテナントビルの、最上階から下の4フロアを借りて入居している。


 最上階は親父の執務室をはじめ、出家信者(教団から給料をもらって働いている信者のこと。教団職員、スタッフ、などとも呼ぶ)達の事務所、教団で販売している宗教グッズの倉庫などになっていて、下の3フロアが在家信者(お布施などを払って教団に所属している一般の信者さん)達の集まるサロンや集会室、グッズの売店などになっている。


 教団内で出家信者と在家信者を見分けるのは簡単で、白い詰襟の法服(教団の制服みたいなもの)を着ているのが出家信者、普通に一般人の服装をしているのが在家信者である。


 宗教団体の本部と言うと、何やら巨大で怪しげな寺とか城みたいな、絢爛豪華な建築物を想像するかもしれないが、うちみたいな公称信者数4万程度の中堅団体では、まあこんなものだ。


 なお公称信者数4万というのは、教団の信者名簿に載っている信者全部の数である。


 実際にはほとんど宗教活動をしていない幽霊信者が大半だから、現実に活動している信者の数は大体2~3000ぐらいになる。


 どういうことかと言うと、例えば教団の公式ホームページなどで販売している「お守り」とか「御札」みたいな商品を1回購入しただけの人とか、各地で開かれている勧誘セミナーに1回出席しただけの人とかも、全部信者名簿に載せてしまっているので、こういうことになる。


 信者数4万という数字は、教団の機関誌などにも堂々と載せられているが、その中で「自分は愛宇宙教信者である」と認識している人の数は、およそ1割にも満たないと思われる。

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