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この恋は一通のメールからはじまった  作者: 水溜まり
第一章『君が嫌い。』
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次の日目を覚ました私は時刻を確認する為に目覚まし時計を手にとった

時刻は9時を示している。

昨夜は確か0時には寝たから9時間寝たことになる


休日最高~♪とニタニタしてまた布団に潜り込む

眠気は既にないが、ぬくぬくとした感覚を味わうためだ。



今日はどういう風に過ごそうかな、と考えてたら視界に携帯が点滅しているのに気がついた。

あ、と小さな声を漏らし昨夜のメールのやりとりの事を思い出して慌てて身を起こす。


携帯をチェックするとやはりメールを受信していた。

ドキドキしながら受信画面を開くとそこには時々チェックしているブログの更新情報だった。


なんだ~、と眉をひそめて送信履歴をチェックする。


そこには確かに自分が送ったメールが表示されている



少しがっかりしている自分に仕方ないと言い聞かせ、私はようやく起きようと支度をし始めた。




『君が嫌い。』



あのメールは一体どういう意味なのだろうか?

私に対しての言葉なのか、それとも誰かに対しての言葉なのだろうか。

ちょっとした用事に出られるくらいの軽い格好に着替えながら思い返した。


とりあえず朝ご飯を食べようと下に降りる為に携帯をポケットに突っ込む

するとポケットからブーブーブーブと携帯が振動し、思わず声がでる



「うっひゃあ!!」



すぐに振動がなくなったので長い間鳴り続ける着信とは違い、メールを受信したものだとわかった。

ポケットから携帯を取り出しチェックする

そこにはさっきからずっと考えていた人からのメールが届いていた。





>『おはよう』



思わず目をぱちくりしてしまう。

これは一体どういう事なのだろうか?

これだけ?昨日の返事は?



>『おはよー』


そう返信してハッ、と気づく。返信するのがはやすぎたかもしれない。

だけどすぐにまた手の中から携帯が震え、メールを受信した



>『何してた?』



何故、この人はこんな事を聞いてくるのだろうか。

これまでも疑問は多く残っていたが、とりあえずそれを置いといてやりとりしていた為ここに来て考えてしまう


この人は誰なのだろう

何故自分のメアドを知っているのだろう

こんな事聞いてどうするんだろう


考えによっては返信内容も異なる。

真面目に返すかそれともここでやりとりを終わらせるか。


色々考えて携帯を持つ手に力を込める



>『今から朝ごはんだよ。それよりどうして私のメアドを知ってるの?』



始めて自分から仕掛けてみた。

どう返して来るのだろうか?

ドキドキしながら私はまた携帯をポケットにいれてリビングに向かった。

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