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この恋は一通のメールからはじまった  作者: 水溜まり
第一章『君が嫌い。』
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初心者なので誤字脱字など多いかと思いますが何卒よろしくお願いします。

『君が嫌い』



金曜日の夜。

週末だけあって今日は夜ふかしできる!!と、リンゴのマークがついたデジタルオーディオプレーヤーから今一番のお気に入り歌手の曲をランダムで流し、ダラダラとベッドで雑誌を読んでいた時にそのメールが届いた。


誰からだろう、と携帯を手にとり流れてる曲にあわせて自分も口ずさんでいたが、その口からはピタッと歌が止み、思考も一瞬止まったように思える。




「な…何よこれ!誰よこれ!!」



一人、部屋で叫ぶ自私ははっきり言って同じ家に住む人にとって迷惑極まりないかもしれない。

だけどそうも言ってはいられない。

メールとは言えいきなり嫌いなんて言われたら誰だって傷つくに決まっている。


しかもアドレスは全く見に覚えのない登録されてない人からのもの。


何度も何度も見直すけれどさっぱり思い当たらない


本当に自分に宛てたものなのだろうか?

間違いメール?


携帯を持つ手に汗が浮かぶ

少し心臓も早いかもしれない

『いじめ』一瞬頭にその言葉がよぎるが、すぐにそれはない。と頭から消した


自分で言うのもなんだが、友達関係は良好な方だと思う。

じゃあこれは何?

冷静に考えてみれば間違いメールではなくいたずらメールではないか。

そう考えれば納得する気がする


そこまで考えて急にムカッときた。

大体何故自分がこんな腹が立つメールを貰わなければならないのだ。

考えれば考えるほどイライラは募る一方


思わず返信画面に切り替え、『私も嫌い。』と文字を打つ。

いざ、送信!とはいかず、一度保存し、下書きを何度も見なおしてみる


送るか送らないか悩んでる内にもう思い切って送ってやれ!と半ばやけになって送信ボタンを押した。

すると送信画面に切り替わり、すぐに送信完了の文字が画面にうつる。



ハァ、と一息ついて、携帯を閉じ、また雑誌を開く

だけど心臓はさっきよりもドキドキしていて目線は雑誌に向けていても内容は頭に全く入って来なかった


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