表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/16

恋をして





あれから彼に恋してもうすぐ一年。


ただ遠くから見ているだけの一年。


何度も諦めようとしても諦め切れなかった一年。



苦しくてつらくてそれでも彼を見ると幸せな気持ちになる一年だった。






「ちょっと、輝晴。きーはーる。聞いてる?」


あ、そ、そうだった。今現代文の時間。集中しないと。


「ご、ごめん、みさちゃん。聞いてなかった・・・・・・・・」


「たくっ。主人公が・・・・・・・・・・・・」


ごめんね、みさちゃん。






私は彼が好きということを誰にも相談が出来ない。


彼のことは女子内では賛否両論。


私の周りではあまり好きではないほうだ。


特に親友であるみさちゃんたちはそのことを公言している。


もし彼のことが好きだというときは恋をとったときである。


まぁ、それはないだろうが。









私は堂本輝晴。そこら辺にいる平凡の恋する女子高生の一人。


そしてさっきから話題に出ている“彼”というのは安斉空汰くんという男子生徒。


彼は成績優秀でスーポツ万能なこの学校の生徒会長。


容姿端麗で雰囲気がどこか冷たい感じのする大人っぽい雲の上の人。






平凡と天才。


私と彼が似合わないということは分かっている。


彼の隣に似合う人はたくさんいるということも。


けど諦めきれないのはやっぱり“好き”だから。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ