夏空サイダー
シュワッとする瞬間弾ける甘いもの。ゴクリと飲めば夏の空のようなスッキリさ。
夏空サイダー
飲まなければ分からない不思議なサイダー。
さぁ、君も一口飲もうじゃないか。
固まっている彼に対して私はどういう反応をすればいいのか分からない。
確かに固まる原因を作ったのは私だがこんな反応されるとは思っていなかった。
むしろ好きだが私の言っている好きと彼の思っている好きとはぜんぜん違うと言うことを彼の口から利かされるとばかり思っていた。
のに、これはどういう意味でしょうか?
「僕にも好きな子がいてね」
「えっ」
「その子のこと知りたかったんだけどなかなか声をかけられなくてね」
好きな子が安斉君もいたことはショックだけどやってることは私と同じで共感できる。
「一年過ぎて諦めようかなぁっとしたけど出来なくてね。
そんなときその子が星の神話を読んでたんだ」
ん?
「ちょうど前に陸から行ってみないかと誘われてたことがあったから誘ったらOKもらったんだ」
えっと・・・・・・・・・これは。
私のうぬぼれでしょうか?
「うん、諦めなくてよかった。輝晴、好きだよ」
一目惚れから始まった二年越しの片思いはこうして終わりを告げた。
『大丈夫?』
『あ、ありがとう』
背の小さい彼女は笑った。
ドックン
えっ?あれ?
END
や、やっと終わった!!!実はこの作品は10話で8月中に終わる予定でしたがあれよあれよで9月下旬。しかも予定より話数多い。まぁなんだかんだで読んでくださった読者様、ありがとうございました。