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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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クマ問題で思うこと 〜個人的見解〜

作者: 豆月冬河
掲載日:2025/11/21

コチラは瑞月風花様とコロン様が書かれたエッセイを豆月が拝読し、感想欄でまとめ切れずにエッセイにした、実質感想文である、とご理解下さい。

また、些少ですが『三毛別羆事件』等にも触れております。残酷な表現が苦手な方は、迂闊にお読みにならないで下さい。


↓瑞月風花様『クマ駆除に対して前向きになっている今だから考えたいこと』はコチラ

https://ncode.syosetu.com/n4664lj/


↓コロン様『地球というノアの方舟は傾いている(クマ問題)』はコチラ

https://ncode.syosetu.com/n6650lj/


 2025年における熊被害件数が、過去最悪ペースである、と報じられて、毎日ニュースやワイドショーで取り上げられてます。

 今年の熊(類)出没件数も2万件を超えてるんだって。うわぁ…。


 人身被害も凄まじい。近隣の方々は熊におびえながら毎日を耐えてらっしゃる。豆月は亡くなられた方のご冥福と、皆様のご無事を祈るしか出来ないです。すみません。


 この件に関して、瑞月風花様が絶滅したニホンオオカミとの関連を書かれておりました。

 うん、生態系の変化も絶対影響してると思う。


 瑞月様のエッセイを受けて、コロン様も世界中で顕在化する気候変動が動物達に及ぼす影響について書かれておりました。

 うん、熊だけじゃない。地球全体の問題だと思う。


 読ませて頂いて、うんうん、と頷く豆月。

 家でもニュース見ながら、ウチのダンナが言うのです。


 「やっぱ人間が悪いだろ。熊の居場所減らしたんだから」


 うん、無理な都市開発で山を削ったり、なんてのは戦後昭和の時代からやりまくってるしね。

 それもあってか、熊出没地域の自治体へ『熊を殺すな!』等抗議の電話が相次いだ、なんてニュースも散々聞きました。


 でも抗議してるの、ほとんど出没地域圏外の人なんだって。実際被害に合ってる人達のことも考えず、よくそんな抗議出来るなぁ、なんて豆月は思ってましたが。




 …ただ、熊vs人間。

 この問題、最近始まったことではないです。


 他の国も色々あるカモだけど、そこまでは調べてないです。日本の話。




 昔から日本にいらっしゃる『マタギ』の方々。


 古くは『山立(ヤマダチ)』とも言うそうです。

 日本の東北地方・北海道から北関東、甲信越地方にかけての山間部や山岳地帯で、伝統的な方法を用いて集団で狩猟を行う者、とのこと。←ウィキペディア調べ。


 熊の胆嚢って、古来から「万病に効く薬」と信じられてたんですって。胆嚢だけでなく、毛皮や骨、血液、脂肪までもが余すところ無く高値で取引されてたそうです。スゴイね。


 山立=マタギ、遡ると平安時代から存在するそうです。

 日本人って実は昔から熊と戦ってるみたい。




 と言っても単体で熊に敵うわけない。

 マンガの話で恐縮だけど、『はじめの一歩』の中での最強キャラ・鷹村さんも、熊との戦いはかなり際どかった。

 『グラップラー刃牙』でも、主人公・刃牙は最強の父を超えるために熊と戦って辛勝を期し、その肉を喰らって強くなろうとしてた。

 …ま、どっちも架空の話だけど。


 そんなある種特別な存在・熊。

 そーいえば有名な犬漫画『銀牙 -流れ星 銀-』でも、ラスボスは巨熊・赤カブトとかじゃなかったっけ。←うろ覚え。


 『釣りキチ三平』で有名な故・矢口高雄先生が描かれた、コチラも有名な『マタギ』。

 熊vs人間、ってコトなら、コチラの方がリアリティある気がする。フィクションだけど。

 まぁマタギの皆様が相手をするのは、熊だけじゃないんだけどね。




 …話戻るけど、マタギって、前述にもある通りチーム組んで狩猟するんですよね。

 冬眠から目覚めた熊を、雪に残った足跡を追って皆で追い詰めて狩るの。


 通常はそうなんだけど、山もふもとも凶作で、エサを求めて渡り歩くワタリイタズ(←イタズ=熊)は非常に危険な厄介者。矢口先生の『マタギ』では、臨月の妊婦が襲われて殺されてるんだけど…




 ―――今現在世間を騒がす熊達、このワタリイタズ? ってヤツなのかな?

 『マタギ』の最初の話は、これを主人公が依頼されて退治しに行くんだけどね。


 本来熊が人を襲う、なんてコトはないんだって。

 人を喰うことも。本来は食べないのよ。雑食だけど。


 でも別のマンガで恐縮だけど、『ゴールデンカムイ』では人を喰う熊もいた。

 アイヌの民・アシリパさんが、


 「人を喰った熊はウェンカムイ(悪神)になる」


 本来は余すことなく使う熊の素材も、ウェンカムイは一切使わないって言ってた。


 …マンガの話ばっかりですみません。その熊がワタリイタズかどうかは知らないけど、北海道では現実(・・)で、熊による大きな事件が過去に起きてます。




 『三毛別(さんけべつ)(ひぐま)事件』

 ↓以下は残酷描写がホントに苦手な方、◇マークまですっ飛ばして下さい。




 大正4年に起きた事件だそうです。

 以下、ダイヤモンドオンラインより抜粋。


 六線沢熊害(ろくせんさわゆうがい)事件、苫前羆(とままえひぐま)事件とも言われてるらしいですが、胎児1人を含む7人が殺され、他3人が重軽症を負ったそうです。


 この熊は完全に人間をエサとしたみたい。

 まず母と6歳の息子が殺され、母の遺体を別の場所に引きずって食い尽くした、と… ひえぇ…。


 そのあと息子の遺体を発見した夫が、周りと協力して妻の遺体も回収し、その晩通夜を執り行なったそうですが、そこにまた熊が現れた、と… うわぁ…。怖すぎる。

 でもこの場は被害者出ず。遺体荒らされたけどね。


 だけど通夜の場所から少し離れた避難所。

 避難所だってのにそこが熊に襲われ、惨劇が起こったって。ひー!


 妊婦を含めた10人(胎児含め11人)。ほぼ女性と子供。…いやもう、地獄絵図だったって。そりゃそーだ。


 そのあと討伐隊を組んで山に乗り出し、6日後。

 最後はベテラン猟師の手によって、熊は射殺されたそうです。


 他にも北海道では『石狩沼田幌新事件』とか『十和利山熊襲撃事件』とかで、どちらも4人食い殺されてるそうです。北海道の熊恐ろしすぎる。


 けど、もしかすると大々的な事件になってないだけで、本土でも熊による事件は昔からあったのかも知んない。実は今と変わんないのかな。




 ◇   ◇   ◇


 …以上、解説おしまい。

 ただね。

 今の時代、変わったのは『人間』側の対応じゃないかと豆月は思いました。


 だってそんなに昔から熊と対峙しててよ? 適度に猟をして、昔の人達は生態のバランスを保ってたんじゃないのかな。危険な熊とも戦いながら。


 …そのバランスが崩れてる。

 半世紀以上前には、瑞月様が書かれてるとおり人間は、オオカミ達を乱獲して絶滅させてる。

 昨今では動物愛護の観点から物を言う人達が幅を利かせる。

 でもそれって、人間が動物を守ってやってる、っていう上から目線みたいな気もするし、守ることが実は生態系を崩す可能性だってある。


 弱肉強食。

 そもそも自然界はそれで生態系を保ってたのに、人間の勝手な動物愛護は根本的な解決じゃないと思う。

 弱いものが保護され淘汰されないのは、本来自然界では歪な現象だと思うのです。気持ちは分かるけど。


 狩猟方法も廃れていく。

 山の空気や気配を読む人達は、もう既にほとんどいない(たぶん。いたらカッコイイなぁ)。

 昔ながらの対策も、きっと忘れられていってるんだろな…。有効な対処法のヒントがあったかも知れないのに。

 人間の使う武器や道具は発展してるかも知れないけど、それで自然を制覇することは出来ない。絶対に。


 結局、月並みな言葉だけど、『人間の驕り』ってのは否めない。

 自然を敬うことを忘れ、共存する心を忘れ…、なんてコトは色んなメディア作品に書かれてるので、敢えて言うことじゃないんだけどね。


 …的な、地球における人間の立ち位置、『人間が乗った時点で方舟は崩壊している』ってコロン様がエッセイで書かれてる。

 つくづく人間って、因果な生き物だと思います。




 ―――最後に。

 先日ワイドショーで、とある大学教授がゲストコメンテーターとして発言してた言葉が、ちょっと印象に残りました。


 『昨今の動物達は、人間を舐めている』


 人里に下りて、街中を平気な顔で闊歩する熊や、その他イノシシやタヌキ、ハクビジンなど、いわゆる害獣って実はいっぱいいることに言及した言葉。


 人間って、学習して成長する特性を持ってますよね。

 ここ百年余りの進歩…、特に戦後の成長ってメチャクチャ著しい。


 …だけど。

 人里に下りてくる動物達は、便利になった人間社会を確実に学習(・・)してるんですよね。

 もしかすると、人間だけの特性だと思っていたものは、実は人間だけじゃないのかも。便利で過ごしやすい人の世は、動物達への恩恵にもなってる可能性はある。


 あと百年くらいしたら、状況は激変してるかも知れない。

 豆月はもういないけどね。


あくまで感想文なので、評価も感想も受け付けておりません。

みんなで色々考えられたら良いよね、と、コロン様が場を設けて下さってます↓


https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/2124503/blogkey/3536878/

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