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書き手の交流疲れ

作者: 牧村 咲希

なろう活動歴3年弱になりますが、作品を投稿していて最も嬉しいことは、やはり読者様からの反応です。


ポイントが入る。ブクマがつく。いいねをもらう。感想をもらう。アクセスが伸びる。誤字脱字報告をもらう。活動報告にコメントをもらう。どれも嬉しい。


特に感想やコメントをもらうと通知がくるので、赤文字を見た瞬間ドキッとする。


そのもらう側の嬉しさを知っているのに、私は人様の作品に感想を書かない。


書きたいと思う作品に出会っても、感想は書かずにポイントを入れるだけにしている。

ブクマも非表示だ。


いち読者として気軽に感想を書こうと思っても、自分も書き手ゆえに、「気軽ないち読者」になりきれないからだ。


感想をもらうために自分も感想を書こう。

仲良しさんを作って読み合いをしよう。

仲間で切磋琢磨しよう。

そういうコミュニティの在りかたは、もちろん悪くない。むしろ正義で、推奨されている。


かくいう私も、現在の名義で活動する以前は、別名義や別サイトでそうしていた。

交流で楽しいやり取りもたくさんあった。


でもしばらくして、創作よりもTwitter宣伝のリツイートばかりしてるなあとか、

この人の作品には感想を書いたのに、あの人には書いてなくて角が立つかしらとか、

私は読んでるのに何で読んでくれないんだろうとか、

思考が悪い方向へ落ちているのを感じた。


切磋琢磨を目指したはずが、創作論が行き違って険悪な空気が流れたり、仲良し同士間で嫉妬みたいなものも。

そして身内の輪ができていると、輪の外からは「馴れ合い」と揶揄されることの嫌な気持ち。


「相互の馴れ合い」を攻撃する人たちがたまにいるが、その原因はほぼほぼ「羨ましさ」なので、気にしないのが一番だ。


もちろん何も嫌な思いをせず、明るく颯爽と自身のスタンスで、楽しく書き手交流をしている方は大勢いらっしゃるので、個人の資質にもよるだろう。

交流を颯爽と明るく自然にこなせる人は、やっぱり根っから明るくて優しくて、距離感が上手だ。

いい人だなあと素直に感心する。


私は、頑張ってそうであろうとしても駄目で、疲れる。

だから、そうであろうとするのをやめた。


だけどたまに感想を書きたい作品に出会って「何もそこまで意固地にならなくても。素直に書けばいーじゃん」と思わないでもない。

しかしその一歩を踏みとどまることで、自分の気楽さを保っている。


書き手も読み専用の名義を作って感想を書けるといいなあと思うけど、それだと自作自演や誹謗中傷の温床になるのかな。


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― 新着の感想 ―
[良い点] わかります~。 結局メリットが上回るというか楽しめるかどうかですよね(^_^;) 誰にも強制されているわけでも無いのに義務感とかプレッシャーを感じるようだと疲れてしまいますから。 自分なり…
[良い点] 同じようなことを最近、感じていますので、深く共感しましたm(_ _)m >書き手も読み専用の名義を作って感想を書けるといいなあと思う なるほどそれはいいなと強く思いました(•ᵕᴗᵕ•…
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