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ブーケのようなご褒美を  作者: 津々井サクラ
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小さな声2

 先日の大雨が嘘のように太陽が照りつけて、きっと人間は眩しいって言うんでしょう?お花の私たちにはもっと欲しくて一段と背伸びをするの。

 そうそう、先日の大雨の体の大きな人とそこまで大きくない人が来たの。体が大きい人がすみれちゃんは苦手だからとても心配していたけど、私の前に来た2人は優しいお顔をしていてなんだか安心しちゃった。あの人になら安心して任せられるかもしれないわ。

 まぁでもまだすみれちゃんを渡すつもりなんてないけどね!

「おはよぉ」

 あら、おはよう、すみれちゃん。今日も眠そうな顔してるのはいつも通りだけど、いつも通り可愛い。

 すみれちゃんがお水を持って戻ってきてくれる。

「ふふ、今日は一段と背伸びしてるんだね」

 そうなの。なんて言ったって久しぶりの太陽だからね。

「久しぶりだもんなぁ、太陽出たの。いっぱいキラキラするんだよ」

 もちろん。もう一度私は背を伸ばした。それに習ってすみれちゃんも背を伸ばした。

「ん~気持ちいい天気だぁ」

 すみれちゃんはニコニコ笑顔のままお店に戻っていった。

 さぁ、今日も『イベリス』の開店ですよ。

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