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ブーケのようなご褒美を  作者: 津々井サクラ
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小さな声7

 私たちは夏に一度お花を枯らして、冬にもう一度花を咲かせます。

 もう一度お花を咲かせて、もう一度枯れそうになった時にもまだ一星さんはこのお店に来ていないみたいでした。すみれちゃん、寂しがってるよ。私たちには分かります。

 でもすみれちゃんもちゃんと心を決めたみたいで、寂しそうではあるけれど辛抱強く待っています。

 それに最近なんだかしつこいお客さんがいて少し迷惑そうにしてるから、早く一星さん助けてあげて。その人が来てからなんだかため息が増えたの。

「はぁ…」

 ほら。またため息ついてるよ、すみれちゃん。

「ん、こんなんじゃダメだね。大丈夫だよ」

 本当に?あの人しつこそうよ?

 すみれちゃんが力のない笑顔を残してお店の中に戻っていく。

 もう!一星さんは何してるのよ!!


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