表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブーケのようなご褒美を  作者: 津々井サクラ
16/31

小さな声5

 少し前まではこれでもかというほど太陽が顔を出していたのに、気が付くと空気が少し冷たくなってきました。

 一度夏にお花が無くなってしまった私たちですがこれからの季節にまたお花を咲かせます。すみれちゃんも楽しみにしてくれているみたい。いつもニコニコです。

「また元気にお花咲かせてね」

 なんて声をかけてくれます。そんなすみれちゃんに私たちはみんな揃って任せて!とはっぱを揺らすのです。

 そうそう、あの大きな人。最近よく来ます。ポプリをすみれちゃんに貰ってからお店が開く前でもお店がしまった後でも来るのです。すみれちゃんがいてもいなくても。

 最初はストーカーされてるんじゃないか!って警戒したんだけど、いつも私たちに話しかけてきてくれる内容でそうじゃないって分かりました。

 どんな内容かって?それは内緒です。

 私たちだっておしゃべりは好きだけどなんでもかんでも話すわけじゃぁありません。これは私たちとあの大きな人との秘密です。

 ここにいつかすみれちゃんが加わるといいなぁ。

 そうしたら、大きな人、そろそろ名前覚えてあげてもいいか。一星さんね。一星さんの願いも叶う事になりますね。

 気になります?ふふふ、内緒です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ