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 戦前の少年たちにとって、鉄道というのはそれなりに大きな存在だったようで、興味の対象とする人も多かったようだ。

 鉄道ファンではなかった私の父ですら、C55の流線型機の話は聞き知っていたわけです。

 私も聞きかじったにすぎませんが、戦前の世の中では、国鉄のことを国鉄とは呼ばず、もちろん「JR」とも呼ばず、ではどう言ったかというと、

「省線」と呼んだそうで。


 21世紀の現在では、鉄道会社を指導監督するのは国土交通省の仕事ですが、戦前であればその名もズバリ「鉄道省」というものが存在しました。

 鉄道省は私鉄を監督し、同時に鉄道省自身が直営する鉄道も存在して、それが鉄道省の線路、つまり省線だったわけです。

 日本国有鉄道と名が変わるのは戦後のことで、国鉄の電車のことを国電と呼びますが、鉄道省時代には当然のごとく「省電」と呼びました。

 はい、もうお気づきでしょうか。

「鉄道省というのが存在するのだから…」

 …内閣には、鉄道大臣というのも、もちろんおりました。


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