ケーブルカー
ユーチューブなどで見るリスボンのケーブルカーの構造が分からない。
(知っていること)
・ケーブルの両端にそれぞれ車両(搬器)が取りつけてあり、全体が『つるべ井戸』のような形になっている。
・架線は2本張ってある(レールには電気を流していない)。
・動力は、通常の電車と同じように、モーターの力で車輪が回転することで生み出している。
・各車両には運転台があり、運転士が操作するコントローラーやブレーキ弁がある。
(疑問1)
あのような急こう配であるのに、車輪で十分なグリップが得られるのか。空転しないか。
(私なりの回答)
つるべ井戸式であれば、実はそれほどの動力は要求されないのだろう。
例えばもしも今、坂の上の車両に15人、坂の下の車両に10人しか乗車していないのであれば、差し引き5人分の重さで、ノッチオンしなくても、ただブレーキをゆるめるだけでケーブルカーは勝手に動き始めるだろう。
要するにモーターは、2つの車両の重量差に等しいだけのパワーを発生できればいいのだろう。
(疑問2)
運行時、どちらの車両の運転士が運転操作を行っているのか。
例えば車両Aで運転操作をしている際、車両Bが自動車にぶつかりそうになったなどの緊急時にはどう対処するのか。
AIに質問してみたら、人が歩くほどのゆっくりした運行速度らしいから、ブレーキ操作や警笛で対応できるのだろうというお答え。
(架線が2本ある理由)
想像だけれど、車体が非常に軽いことと、勾配がきついこととで、車輪とレールの間に十分な接触(垂直抗力)が得られておらず、結果として電気抵抗が大きくなりすぎるといった理由かもしれない。
(ただこれだと、車輪に十分なグリップが得られるのかという疑問に戻ってくるが)




