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ムラサキ

ム:荷重が14から16トン

ラ:17から19トン

サ:20から24トン

キ:25トン以上


 私がこの「ムラサキ」の説明を最初に受けたのは小学校の頃、某駅にいた駅員さん(日本通運の人だったかもしれない)の口からだった。


 例えば有蓋車であれば、


ワム80000

ワラ1

ワサ1

ワキ1000


のように、ム・ラ・サ・キの各記号を埋める車種が存在する。


 タも同じで、


タム500

タラ500

タサ1600

タキ3000


 となる。

 ほかに「ト」もね。


 だけど、ムラサキがすべてそろう記号はもう他にはないようだ。


 と思ったら、意外にも「コ」があった。

 コンテナ車のことですぜ。


コム1

コラ1

コサ900

コキ10000


(そういえば子供のころ、「コラ」という名を非常に奇妙に感じたことを思い出す)


 だけど本当にここで打ち止めのようで、


シラが存在しない。


セサが存在しない。


チムが存在しない。


テサが存在しない。


ホムが存在しない。


ミサが存在しない。


レラが存在しない。


 というぐあいで、他の記号は、ことごとくムラサキ制覇を逃すのであります。




 ク5000という貨車がある。

 あんなにでかい貨車なのに、

(全長、全高ともコキ10000よりも大きい)


 それでも記号は「ク」である。

「クム」でも「クラ」でも「クサ」でも、まして「クキ」でもない。


荷重は12トン。

自動車というのは、意外と軽いのだろう。


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