DD51の模型
プラスティック製のHOゲージ鉄道模型が発売されるずっと以前のこと。
私は中学生だったが、ある日、友人の一人がDD51を買った。
それだけではなく、別の友人も同じDD51を購入した。
といっても張り合っていたのではなく、そのDD51が比較的廉価な普及品だったということ。
HOゲージの世界ではよくあったことで、超高価なシンチュウ製品と同時に、ダイカストなどを使った製品も発売されていたわけ。
ダイカストといえば鋳物で、ミニカーなどによく使われているあれ。
あんな感じで、重くゴロンとした塊のような車体になる。
さすがにボディーが完全一体成型というのではなく、キャブ、前後のボンネット、床板まわりに別れていたように思う。
同じメーカー製のDD13があったので、ギアボックスは部品を流用してあったが(これもダイカスト製)、これは実物もそうだから問題はない。
このDD51は非常によく売れ、余勢を駆ったのか、メーカーは後には似た仕様のDD54まで発売した。
このDD54は、なんと現在でも新品が手に入る。
(当時と比べて、もちろん大きく改良された品ですが)




