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キハの色

 先日、ある鉄道模型メーカーのサイトを見ていた時のこと。

 このメーカーはキハ35系の模型を発売していて、製品の写真が何枚か並んでいるのだが、そのうちに違和感に気がついた。


「あれ、なんで?」


 キハ35だから当然2種類の塗装、つまり一般色とタラコ色のが売られている。

 何年か前の私であれば一般色が当たり前で、タラコ色の車両は何か奇妙な感じに思えていた。

 ところが現在ではそれが入れ替わり、「タラコがデフォ」みたいな感覚にいつの間にか慣れているじゃないですか。

 もしも購入するのなら、どちらの色の模型を買うかなあと空想してみても、ためらいなく「タラコ」と答えそうなのがなんかヤダ。


 キハの塗装と言えば、こんなこともあった。

 少し前にある雑誌で、国鉄時代のキハ181系のカラー写真を何枚か見た。


「あれっ、クリームと赤の国鉄特急塗装というのは、こんなにも日本の山河の風景にマッチする塗装であるのか」


 濃い緑を背景にしたクリームと赤。

 まったくその通りで、何を今さら、と言われるかもしれないが、モハ151系の塗装を決定した人たちは天才的だったのかもしれない。

 そういえばある記録映画(※)で、水戸機関区に待機している「はつかり」の姿を見たことがある。

 もちろん気動車化後の姿で、まわりにいるのは黒いSLや貨車、色があるのはせいぜい茶色の客車ばかりで、そこにポンと置かれたキハ81は、それこそ目の覚めるような鮮やかさだったことを思い出す。


(※)ある機関助士 1963年 岩波映画製作所



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