C57
C57の1号機というロコはとても有名だけれど、私は一度しか見たことがない。
このロコについて面白いと思うのは、製造されたのが1937年だけれど、19XX年にいったん廃車され、その後復活して山口線を走り…
「だから年数を計算してみれば、2024年現在、復活前の人生よりも復活後の人生の方が長い」
と結ぼうと思ったんですよ。ところが調べてびっくり。
実はこのロコは、廃車されて車籍を失ったことが一度もないんだそうで、復活前も後もない。ずっと一続き。
あらあら。
と、ここで終わるのは悔しいので、論旨をすり替えて、京都市電の話をしますぜ。
京都市電が廃止されたのは私が高校生だった頃だけれど、気になる車両があった。
2000系というやつだけど、6両しかいないから、なかなかお目にかかることができなかった。
(ラッシュ時に2両連結をするために、市電にしては珍しく連結器がついている。もちろん間接制御式)
1964年に製造された車両だけれど、市電全廃の1年前、1977年に廃車。
そして伊予鉄道に譲渡され、1979年より運用開始。
ウィキペディアによると、2023年現在も運行中とのこと。
だから京都時代が13年。
伊予鉄道時代が44年間。
後半の人生の方が断然長い。




