案内放送
高校時代の友人の持ちネタ。
(どこかで聞いた話らしく、本人の経験談ではなさそうだ)
梅田駅へ向かって、大阪市営地下鉄の電車が走行中、車内で車掌さんの肉声の案内放送があり、
「次は梅田、梅田でございます」
ところがしばらくして、車掌さんは間違いに気づく。
(しまった、次はまだ梅田ではない。一つ手前の中津だった)
そこで訂正放送。
「次は中津、中津でございます」
電車は中津に停車し、客扱いを済ませて、正常に発車。
再び車内放送をしなくてはならないが、なんと言ったものか。
もしかしたら車掌さんは悩んだかもしれない。
「…次『も』梅田でございます」
私の友人はこの小話がお気に入りだったらしく、2回か3回聞かされた。
これと似ているようだけれど、実は全然違う話題として、広島電鉄の話がある。
広島市内中心部に「紙屋町」という大きな交差点があり、路面電車はその交差点の手前で1回。交差点を過ぎたところでもう1回、電停に停車する。
(これら2つの電停の距離は30メートルぐらい?)
高校時代、私は電車でここを通りかかり、最初の「紙屋町」電停を案内する車内放送は
「次は紙屋町です」
でいいだろうけど、2回目の案内放送はどう言うのだろうと気を付けていた。
すると、
「続いて紙屋町」
と来た。
ところが、何年かして再び同じ路線に乗ってみたら、2つの電停は改名されていて、
「紙屋町西」
と
「紙屋町東」




