手すり
EF15やEF57のようなデッキ付き旧型ELの写真を見ていつも思うことだが、デッキ手すりは黒塗装で本当によかったのだろうか。
視認性、安全性を考えれば黄色、せめて白色塗装にしたほうが良かったような気がする。
事実DLの皆様は、みな手すりを白く塗っているじゃないですか。
もちろんデッキ付きELはDLよりも早くから存在しているので、その当時に世に満ちていたSLの常識「車体と同じく手すりも黒塗装」に合わせただけ、ということかもしれない。
ところで、よくご存じのことだろうけど、大阪駅へは貨物列車はやってこない。
吹田と尼崎の間は、貨物列車は北方支線を通ってしまうから。
だけど大阪駅にも入換機がいた。
しかしこいつの仕事はもちろん貨車の入換ではなく、荷物列車にマニをつけたり外したりということ。
本で読んだだけで、私自身の目で見たわけではないが、かつてはEF14がこの入換作業に使われていた。
それでこのEF14にはちょっとした特徴があり、
「デッキが黄色塗装なんですな」
(正確には、黄色と黒のまだら模様)
なぜこのロコだけがそんな塗装だったのか、理由は知らない。
というかこのEF14、あんなにでかいものをさっさと廃車せずに、なぜわざわざ大阪駅だけのために残したのだろう、という気がしないでもない。
しかし当時はまだ阪和線にEF52が7両もいたわけで、EF52とEF14は実質同型。
だから、7両メンテするのも9両メンテするのも同じ、という考えもあったかも。
(大阪駅の入換はその後、DD13に交代しました。またEF52のデッキは黒塗装でした)




