Nゲージ車両
今から50年前、Nゲージで発売されている車両がまだ少なかったころ、私はよくカタログを眺めていた。
発売されていたのは確か、
C11
オハ31系
EF65 EF70
20系客車
キハ20系
モハ103系
コキ10000系
ワキ(番号忘れた)
スニ40(形はワキにそっくり)
トキ15000
というところ。
なぜこういうラインナップだったのか、先日ふと気が付いた。
たとえば、
EF65 + ワキ + スニ + コキ + コキフ
という編成には、どうにも無理がある。
だってスニは荷物車、つまり客車の仲間ですぜ。
でもきっと、キーワードは「台車の流用」なのだ。
ワキとスニには、どちらもコキ10000と同じ台車がついているじゃないか。なーるほど。
機関車列車だけでなく、ディーゼルカーや電車もラインナップに加えたい。
そのとき、同じレイアウト上でC11と共存するなら、キハ20系というのは自然なチョイスだと思う。
だからディーゼルカーにはキハ20が選ばれた。
次に電車を出すとして、問題になるのは、せっかくならキハ20の台車を再使用したいということ。
153系?
ううん、エアサスが違う。
165系?
台車がもう全然違う。
113系?
クハはいいが、モハの台車が違う。
だったら103系。
クハとサハは問題なし。
モハ台車もほぼ問題なし。本当は小さなブレーキシリンダを追加しなくちゃならないが、モハ113の台車のときほど大きな差ではない。
以上のような理由で、あのようなラインナップになったと愚考いたします。




