表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
345/457

223系


 初めて223系を見た時のことを思い出した。

 確か京都駅だったと思うけど、ホームに降り立ったら入線してきたので、


「へえ新型かあ」


 としばらく見物することにした。

 第1印象は『221系をステンレスにしたやつ』というところだったけれど、そのうちに面白いことが起きた。

 試運転列車で、何か点検すべき項目でもあったのか、なかなか発車しない。

「まだ発車してはいけない」ということを車掌に示すため、係員が旗を持っている。

 たぶん赤旗だったと思う。

 しかし係員にはやるべき作業もあり、ずっとこの旗を持ってホームに立っているわけにはいかない。

 だから旗には工夫がしてあった。

 根元に大きな磁石が固定してあり、車体にくっつけて旗を立てることができるようになっている。

 これを使えば係員は両手が空き、車掌室からも旗がよく見える…。

 ところがそうはいかなかった。

 車体が鉄じゃないから、磁石がくっついてくれないんだね。

 係員は何度か試していたが、どうにもダメ。

 だけどついに、運転台部分だけは鉄製であることを発見して、そこにくっつけて一件落着。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 先頭部だけ普通鋼(またはFRP)はステンレス車ではよくあります。衝突事故の後の修理がステンレスではしづらいので加工しやすい普通鋼というわけです
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ