表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
192/457

圧縮空気


 山陽電鉄は駅間が短い。

 どのくらい短いかというと、JR山陽線、垂水・塩屋間で両者は完全に線路が並行しているのだが、この一駅間に山陽電鉄のほうは、滝の茶屋、東垂水の2駅がさらに入るぐらい。

 そんなわけだから、山陽電鉄の普通電車に乗ると、ブレーキをかけてしょっちゅう停車し、ドアを開閉している感じ。

 であれば、圧縮空気の使用量も多いのだろうと気を付けていたら、だいたい2駅に一回の割合で、コンプレッサーがゴトゴトと動き出す。

 それは当然のことなのだが、運転士が新人さんの場合には、より頻繁にコンプレッサーが動くことに気が付いた。

 なぜ新人さんと分かったのかといえば、指導役の運転士がもう一人同乗しているからね。

 つまり新人さんとベテランとでは、おのずと圧縮空気の使用量も違うのだろうということ。

 圧縮空気を作るためにはコンプレッサーを動かすわけで、より多く圧縮空気を消費すれば、そのぶん余計にコンプレッサーに電気を食われることになるからね。

 だからきっと新人さんも、


「圧縮空気の消費はできるだけ少なく運転しなさい」

 

 と指導されているのだろうね。



(関係ないが、圧縮空気は昔は「圧搾空気」といった。幼児の頃、父の口から聞いた記憶がある)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ