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2形式


 ここでちょっとしたクイズを。

 下記の2形式の共通点は何でしょうか?


C54

EF61


(答え)

 どちらも初年度のみで製造を打ち切られてしまっていること。

 製造数も近く、C54が17両、EF61が18両。


 C54はC51の改良型だが、実際に走らせてみると空転が多く困ったらしい。だから翌年以降の増備はなくなった。

 EF61の方は、別に空転の癖などはないが、要するにただもう時代が電車の時代であったということに尽きる。

 EF61はともかく、空転癖は空転癖として、なぜC54を改良して使用を継続しなかったのか、という気がしないでもない。

 死重を積むとか、缶圧を下げるとか、ブッシュをはめてシリンダー径を縮小するとか、取りうる策はあったろうに、そのまま昭和38年に形式消滅している。

 だけど昭和38年といえば、昭和50年のSL全廃まであと12年、各所で電化が進行し、C55やC57の余剰が大量に出始めていた時期ではあろう。

 であれば、わざわざ大金をかけてC54を改造する手間を惜しんだのだろうね。しかもC54は、フレームにひびが入りやすいという欠点までかかえていたそうだ。

 一方でEF61といえば、EF60には劣るとはいえ貨物列車が引けないわけじゃなし、EF58の代車も務めることができるのであれば、現状維持という判断だったのかもしれない。



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